環境にやさしいクリーンエネルギー

 環境にやさしいクリーンエネルギー

環境にやさしいLPガス
クリーンエネルギー LPガス、環境対応の器具や燃料電池、LPG車など、
環境にやさしいLPガスの活躍の場をご紹介します。

■高効率ガスコンロ(Siセンサーコンロ)
高いエネルギー効率のガスコンロ
高効率ガスコンロは、バーナーの改良等の技術革新により、これまでのコンロに比べ、約10%熱効率が高い優れたエネルギー効率を持っています。また、さまざまな料理便利機能のほか、利用者の視点に立って、事故を未然に防ぐ多くの安全・安心機能も搭載しています。最近の製品は、天板が耐熱ガラス仕上げになっているものも発売されており、熱や衝撃に強く、密閉性の高い構造で、お手入れが簡単にできて、いつまでも新品同様の清潔さを保つことができます。さらに炎の消し忘れや天ぷら油の過熱、料理の焦げ付き等、万が一につながるアクシデントを未然に防ぐ高度な安全技術を採用しており、利用者の視点に立った様々な安全・安心機能を搭載しています。

■家庭用燃料電池(エネファーム)
一般家庭でも自家発電と給湯が可能
水を電気分解すると水素と酸素ができますが、この逆を利用したのが燃料電池です。水素と酸素を化学反応させて、電気と水を発生させるシステムのことです。発電で排出するのは水(湯)だけですから、騒音もなく、環境にやさしく、廃熱を暖房や給湯にも利用でき、高い効率でエネルギーが活用できます。近年、地球温暖化や省エネルギーなど21世紀の課題を克服する画期的なシステムとして、経済産業省でも積極的に開発に取り組んでいます。一般家庭での近い将来の実用化を目指し、LPガスから水素をつくり、それを燃料電池に使用する実用化実験が、盛んに行われています。



■高効率給湯器(潜熱回収型給湯器/ガスエンジン給湯器)
熱の有効利用で地球温暖化を防止
家庭で使われているエネルギーの約3分の1は給湯用に使われていますが、高効率給湯器は効率を大幅に向上させ、CO2の排出量およびランニングコストを削減することができます。

◆潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)
今までの給湯器は、燃焼排気ガスとともに約200℃の熱を捨てていました。潜熱回収型給湯器は、二次熱交換器を取り付け、燃焼排気ガス温度を約80℃まで下げることにより、燃焼排気ガス中に含まれる水蒸気が水(湯)に変わる際に発生する潜熱も回収でき、効率を10%以上向上させることができました。



◆ガスエンジン給湯器(エコウイル)
ガスエンジン給湯器は、従来、大型の施設などで使われていたコージェネレーション(熱電併給)システムを家庭用に小型化したものです。
自動車と同じくエンジンで発電し、エンジンの冷却熱と排ガスの熱を回収して温水をつくりだします。
従来の小型の発電機では利用していなかった排熱を給湯や暖房に利用するため、高い省エネルギー性とLPガスのクリーン性を兼ね備えています。




災害に強いエネルギー

 災害に強いエネルギー

機動力あるLPガスだからこそできる災害復興へ向けたいち早い対応・対策!

今回も業界が一丸となって復興支援に努め、改めて「LPガスは災害時に強いエネルギー」であることを示しました。

平成23年3月11日発生した「東日本大震災」。今回の震災では「地震」「津波」「原発被書」と日本は過去に経験をしたことの無い大きな被書を受けました。日頃から、あって当たり前のライフライン。ガス・電気・水道。それが一瞬のうちに、全て失われてしまいました。被災した地域のLPガス事業者も、社員の貴重な人命・LPガスボンベ・充填所・沿岸基地・トラック・タンクローリー等の財産を津波によって失ないましたが、復興に向けて業界を挙げて取り組ました。

LPガスの安定供給に向けて

・緊急時に備え、国が備蓄しているLPガス(国家備蓄)を初めて利用しました。
・震災発生後、3月15日にLPガス業界の各団体による相互支援協定を発動し、被災していない地域からタンクローリーを集結し、被災地へのLPガス供給を行いました。


被災地に向けて

・炊き出し用、給湯用等としてのLPガスを、避難所に供給しました。
・全国各地からのLPガス販売事業者が、復興に向けた支援活動を行いました。


仮設住宅に向けて
・ほとんどの仮設住宅に対し、ガス供給を行っています。
・サウジアラビア国王からの2000万ドル相当の寄付が「LPガス災害支援基金」として、仮設住宅居住者のLPガス料金の補助として役立てられました。
・海外企業・国内企業から支援として、被災地に対しカセットコンロ2万1千台、カセットガス12万本が無償提供されました。


LPガス(消費)機器

 LPガス(消費)機器

 
1. Siセンサーコンロ
Siセンサーコンロって何?
全口に安全センサーを搭載した新しいガスコンロの事です。全てのバーナーに、「天ぷら油過熱防止装置」「立ち消え安全装置」「コンロ・グリル消し忘れ消火機能」がついています。
●高火力で料理がおいしくできます。
●コンロ3口とグリルを最大火力で同時に使用できるので、忙しい朝でもスムーズに調理することができます。
●ガスグリルは温度上昇も早く、表面は「カリッ」と、内部はジューシーに仕上がります。
●ガスは鍋全体を加熱するので、炒め物など高火力が必要な料理に最適です。
●新型「Siセンサーコンロ」には、「天ぷら油過熱防止装置」「立ち消え安全装置」「こんろ・グリル消し忘れ機能」「早切れ防止機能」など、安全で便利な機能が標準で備わっています。
●天ぷら油過熱防止装置はセンサーが鍋底の温度を感知し、約250℃になると自動的に消火して油の発火を防ぎます。
●立ち消え安全装置は、煮こぼれや吹きこぼれ、強風などで火が消えた時、自動的にガスを止めます。
 
2. ガスオーブン
●強力な火力により温度上昇がスピーディーなので、料理をおいしく、かつ短時間で仕上げることが出来ます。
●様々な素材を同時に加熱できるので、調理にかかる時間と光熱費を節約できます。
●電子レンジ機能付きのオーブンならば、素材の内側と外側を同時に満遍なく加熱することができます。
 
3. ガス炊飯器
●強火で一気に炊き上げるため、かまどのようにおいしくご飯を炊くことができます。
●洗米後約20分で炊き上がる「早炊きモード」や、焦げ目などの微妙な炊き加減の調節など、様々な機能が付いています。
●飲食店などでは業務用のガス炊飯器が広く使われています。
 
4. 食器洗い乾燥器
●手洗いによる流しすすぎに比べ、使うお湯の量を大幅に節約します。
●高温水により落ちにくい汚れもきれいに落とします。

LPガス料金の仕組み

 LPガス料金の仕組み

二部料金制

基本料金+従量料金の2つを組み合わせたもの。
■基本料金
ガスの使用量の多少に関係なく生じる固定的な費用。

1.容器やメーターなどガスを供給するための設備費用
2.保安や検針にかかる費用など
※基本料金は、ガスを使用しなくても費用負担が発生します。

■従量料金
ガスの使用量に応じてかかる費用。
1.ガスの原料費
2.ガスの配送費など

LPガスが届くまで

 LPガスが届くまで

海外から輸入されるLPガスは、低温で液化された状態でオーシャンタンカー(外航船)によって国内の輸入基地に輸送され、そのまま貯蔵されます。そこから国内の二次基地に輸送する際、今度は常温・高圧で液化され、コースタルタンカー(内航船)で輸送されます。そこでタンクローリなどに積み込まれ、各地にあるLPガス充てん所まで輸送されます。次にLPガス充てん所において、LPガスを容器に小分け充てんし、消費先までトラックで配送します。また、大口需要家に対しては、コースタルタンカーやタンクローリで直接運ぶ場合もあります。
LPガスの流通は、輸入と生産を行う「元売業者(17社)」、LPガスを容器充てんを行う「卸売業者(約1,100社)」、各家庭へLPガスを販売する「小売業者(約22,000社)」によって構成されています。近年では、物流合理化によってこの経路を可能な限り短縮し、極端なケースでは輸入基地で容器に充てんして、直接家庭まで運ばれる場合もあります。!!!

LPガス物流ネットワーク
タンカー 輸入基地 タンクローリ
タンカー
輸入基地
タンクローリー